2026.05.08
日本全国津々浦々で活動する、地域密着のご当地キャラ。ここ滋賀県でも多くのキャラクターたちが存在する中で、昨今、人気急上昇中の琵琶湖のカタチのわんこ、びわけんを訪問。今回の滋賀県シリーズのヒロイン・池田裕子さんとともに、その愛らしいキャラクターや活動のことなど、あれこれたっぷり探ってきました。

モデル/池田裕子さん
横浜市出身。2013年「ミスFLASH」グランプリ。生粋の『横浜DeNAベイスターズ』ファンで、推しは柴田竜拓選手。MBSラジオ『アッパレやってまーす!〜土曜日です〜』出演中。@kurimushiyoukan
目次

愛車の台車で 「びわけんさん入りまーす」。
琵琶湖のカタチをモチーフにした特徴的なシルエットとゆるい表情にほっこりが止まらない、滋賀県非公認キャラクター、びわけん。
イベント出演やSNS発信、オリジナルグッズの展開など、多方面で地元・滋賀の魅力を発信する、地元愛あふれるローカルヒーローです。

ロビーに展示される巨大な陶芸作品に見入る2人。桝本佳子『馬/壺』(滋賀県立陶芸の森 所蔵)

モフる池田。虚無るびわけん。
あいにくの雨模様となったこの日、撮影は『滋賀県立文化産業交流会館』で行うことに。琵琶湖のほとりを散歩したり街ブラしたり、当初思い描いていたことはできませんでしたが、びわけんと過ごす時間は、屋内でも十分に楽しいものに。
池田さんも、寄り添ったり抱きしめたりしながら、びわけんのゆるやかな魅力を全身で堪能しているご様子。

ザザッと撮影を終えたら、場所を移して池田さんからびわけんへインタビュー。
池田:びわけんって、犬なんだよね? 男の子? 女の子? どんな性格?
びわけん:そうやで、犬やで。でも性別は特にないんよ。ご想像にお任せしますって感じやな(笑)。性格はそうやなぁ……頑固かな(笑)。でも頼まれたら断れへんタイプでもあるし、仲間意識も強いほうやと思う。そやから、滋賀県のことも滋賀県民のことも、めっちゃ好きやし気になるんやろな。
池田:普段はどんな活動をしてるの?
びわけん:いろんなイベントに出させてもろてるで。SNSもやってて、イラストを載せたりグッズを紹介したり。出演情報とかのお知らせもしてるから、みんなも見てみてや。
池田:びわけんにとって、滋賀の好きなところは?
びわけん:好きなんは、鮒ずしとか近江牛とか、滋賀のおいしいもんやな。でも1番はやっぱり、琵琶湖があって山もあって、自然がようけあるところ。派手さはないけど、なんやほっとできるんよ。
池田:活動してきた中で、印象に残ってる出来事とかある?
びわけん:いろいろあるけど、最近で特に印象に残ってるんは、一緒に写真撮ってくれはったお姉さんに、耳元で『好きです』って囁かれたことかな(笑)。子どもたちにも前より親しんでもらえるようになった気がするし、ほんまありがたいことやって。
これからは県外のイベントにももっと出ていきたいし、いろんなご当地キャラや企業さんともコラボして、滋賀のことをもっと知ってもらえたらうれしいな。

びわけん本人(犬)に続いては、びわけんのお世話係であり生みの親でもある澤渡さんからもお話を。びわけん誕生の背景には、こんな滋賀への想いがありました。
「大学で東京にいたとき、滋賀県出身と言っても、『滋賀ってどの辺だっけ?』みたいな反応をされることが多くって。だけどみんな、琵琶湖のことは知っている。だったらそこを入り口に、滋賀に愛着を持ってもらえるようなものが作れたらと思ったんです」。
大学卒業後、デザイン学校とデザイン会社を経て現社を設立。日々の業務とは別に、その思いを形にするために動き出します。
「琵琶湖の形でいくつか案を作ったんですけど、犬が1番しっくり来たんです。そしてなにより、かわいかった。滋賀県の知名度を上げるだけでなく、癒やしを届けたいという想いもあったので、“かわいい”っていうのは大きなポイントでした」。
そうして最初に生まれたのが、手作業で仕上げたステッカー。立ち上がりこそゆっくりだったものの、少しずつ取扱店やアイテムが増え、今では県内70以上の店舗でグッズを展開するまでに。

そんなびわけんの世界観を落とし込んだ、オリジナルグッズの一部がこちら。琵琶湖のカタチを生かしたデザインが、びわけんならではの魅力をより身近なものに。
びわけんとは別に、“滋”の字がゲジゲジに似てるからという理由で近隣他県に”ゲジナン”とイジられてきた滋賀のナンバープレートをモチーフにした、『ゲジナン』グッズも展開中。地元ならではの自虐ネタをユニークに切り取ったアイテムとして、びわけんに負けず劣らずの人気を博しているそう。
一部商品は『ザ グラン リゾート近江舞子』の売店でも取り扱い中なので、是非。

見た目のかわいらしさで人を惹きつけながら、実はそのつぶらな目の奥に、滋賀への愛情、地元をもっと知ってもらいたいという想いを抱きながら活動するびわけん。その姿は、まさに滋賀県のローカルヒーロー。
インタビューでも本人(犬)が語っていたとおり、これからもっと活動を広げていきたいという気持ちもあるようなので、ひょっとしたら、いつかあなたの街で出会う日が来ることも。じわじわと、だけど着実に滋賀県内で親しまれてきたこの存在が、次はどこまで広がっていくのか。今後の活躍にも注目です。
Credit
Photo_Ryo Sato
Text & Edit_Satoshi Yamamoto
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